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中華料理クイズ2

問51
半発酵茶である烏龍茶の代表的な銘柄で、福建省安渓県が産地のものは___である。
A) 鉄観音(てっかんのん)
B) 凍頂烏龍(とうちょうウーロン)
C) 東方美人(とうほうびじん)
D) 龍井茶(ロンジンちゃ)
答え: A) 鉄観音(てっかんのん)
説明: 観音様から授けられたお茶の木が鉄のように重かった、という伝説から名付けられました。花のような甘い香りと、しっかりとした味わいが特徴です。
感想: お茶の名前に観音様が登場するなんて、とてもありがたい感じがします。伝説を知ると、お茶を飲む時間がより特別なものになりそうです。

問52
中国の食文化では、スープは食事の___に出てくることが多い。
A) 最初
B) 真ん中
C) 最後
D) いつでも良い
答え: C) 最後
説明: 日本や西洋ではスープは食事の最初に飲むことが多いですが、中国の宴会などでは、食事の締めくくりとしてスープが出されるのが一般的です。
感想: スープを最後に飲むという文化は、日本人にはあまり馴染みがなく新鮮です。食事のコース構成にも文化の違いが表れるのですね。

問53
春巻きの皮は、主に___を原料として作られる。
A) 小麦粉
B) 米粉
C) 片栗粉
D) 卵
答え: A) 小麦粉
説明: 小麦粉と水を練った生地を、熱した鉄板に薄く伸ばして焼くことで作られます。パリッとした食感が特徴です。
感想: あの薄くてパリパリの皮が、シンプルな小麦粉と水からできていることに驚きました。職人さんの技術が光る食材ですね。

問54
豚足や豚耳などに含まれる___を煮出して、冷やし固めた料理を「煮こごり」という。
A) コラーゲン
B) カルシウム
C) ビタミン
D) 脂肪
答え: A) コラーゲン
説明: 豚足や皮などに豊富に含まれるゼラチン質(コラーゲン)が、煮汁に溶け出し、冷やすことで固まります。ぷるぷるとした食感が楽しめます。
感想: 料理の「煮こごり」が、美容にも良いとされるコラーゲンそのものだったとは。美味しくて身体にも良いなんて一石二鳥ですね。

問55
回族(イスラム教徒の民族)の食文化がルーツで、羊肉を使った料理が有名なのは___料理である。
A) 北京
B) 上海
C) 寧夏
D) 広東
答え: C) 寧夏
説明: 寧夏回族自治区は、イスラム教を信仰する回族が多く住む地域です。そのため、豚肉を使わず、羊肉を使ったしゃぶしゃぶ(涮羊肉)や串焼き(羊肉串)などが名物です。
感想: 中国と一口に言っても、民族や宗教によって食文化が全く異なることに驚きました。羊肉料理のルーツにイスラム文化があったとは、深い学びです。

問56
豚ひき肉を詰めて揚げた団子で、周りにもち米をまぶして蒸し、ハリネズミのように見せる点心は___である。
A) 珍珠丸子(ちんじゅまるこ)
B) 咸水角(ハムスイコー)
C) 蜂巣芋角(ウーコッ)
D) 焼売(シューマイ)
答え: A) 珍珠丸子(ちんじゅまるこ)
説明: 「珍珠」は真珠を意味します。肉団子の周りに付いたもち米が、蒸されることで半透明になり、キラキラと輝く真珠のように見えることから名付けられました。
感想: 「真珠の団子」という名前がとても綺麗で詩的だと思いました。見た目の華やかさもご馳走の一部ですね。

問57
中国東北地方の料理で、白菜などを乳酸発酵させた漬物を使った鍋料理は___である。
A) 火鍋(ホーコー)
B) 酸菜白肉鍋(サンツァイパイロウグォ)
C) 羊肉しゃぶしゃぶ
D) 石頭火鍋(スートウホーコー)
答え: B) 酸菜白肉鍋(サンツァイパイロウグォ)
説明: 「酸菜」は白菜の漬物、「白肉」は茹でた豚バラ肉を指します。酸菜の爽やかな酸味と、豚肉の旨味が溶け出したスープが特徴です。
感想: 白菜の漬物を鍋に入れるという発想が斬新でした。発酵食品の酸味が、鍋全体の味を引き締める良いアクセントになりそうです。

問58
日本のラーメンの原型の一つとされる、鶏ガラや豚骨で出汁をとった塩味のスープ麺を中国では___と呼ぶ。
A) 湯麺(タンメン)
B) 担々麺
C) 刀削麺
D) 炸醤麺(ジャージャー麺)
答え: A) 湯麺(タンメン)
説明: 中国語の「湯麺」は、スープに入った麺料理全般を指す言葉です。日本のタンメンとは異なり、野菜炒めが乗っているとは限りません。
感想: 日本のタンメンと中国の湯麺が、同じ名前でも少し違う料理だと知りました。言葉が伝わる過程で、意味や形が変化していくのは面白いですね。

問59
肉や魚介のすり身を、___でできたシートで巻いて揚げたり蒸したりした料理を「湯葉巻き」という。
A) 卵
B) 小麦粉
C) 豆腐
D) 米
答え: C) 豆腐
説明: 湯葉は、豆乳を加熱したときに表面にできる薄い膜を引き上げたものです。精進料理にも使われる、植物性タンパク質が豊富な食材です。
感想: 湯葉が豆乳の表面の膜だったとは!豆腐を作る過程で生まれる副産物だと知り、食材を無駄にしない昔の人の知恵に感心しました。

問60
キクラゲは、名前に「木」と「クラゲ」が入っているが、実際には___の一種である。
A) 海藻
B) キノコ
C) 山菜
D) 木の実
答え: B) キノコ
説明: キクラゲは、枯れ木などに生えるキノコの仲間です。見た目や食感が海のクラゲに似ていることから、「木に生えるクラゲ」という意味で名付けられました。
感想: 見た目からクラゲの仲間だと思い込んでいましたが、まさかキノコだったとは。名前の由来を知ると、そのユニークな食感にも納得がいきます。

問61
ゴマ団子は、あんこを白玉粉の生地で包み、ゴマをまぶして___で調理する。
A) 焼く
B) 蒸す
C) 揚げる
D) 茹でる
答え: C) 揚げる
説明: 油で揚げることで、外側はカリッと香ばしく、内側はもちもちとした食感に仕上がります。揚げる際に生地が膨らむため、中が空洞になるのが特徴です。
感想: ゴマ団子が揚げ物だったことに驚きました。蒸したり焼いたりするイメージがあったので、調理法を知ることで新たな発見がありました。

問62
宮保鶏丁(ゴンバオジーディン)という料理で、味のアクセントとして必ず使われる食材は___である。
A) カシューナッツ
B) ピーナッツ
C) くるみ
D) アーモンド
答え: B) ピーナッツ
説明: 鶏肉と唐辛子、ピーナッツを炒めた四川料理です。鶏肉の柔らかさと、ピーナッツのカリカリとした食感のコントラストが楽しめます。
感想: 鶏肉とピーナッツという意外な組み合わせが、中華料理の定番だと知りました。食感の違いを楽しむという発想が面白いです。

問63
中国の宴席では、乾杯の際に自分のグラスの縁を相手のグラスの___に当てることで敬意を表す。
A) 縁より上
B) 縁より下
C) 真横
D) どこでも良い
答え: B) 縁より下
説明: 相手への敬意を示すため、自分のグラスを相手のグラスより低い位置で乾杯するのがマナーです。特に目上の方に対して行われます。
感想: ビールの注ぎ方だけでなく、乾杯の仕方にもマナーがあるのですね。相手を敬う気持ちを形で表す、素敵な文化だと思いました。

問64
___料理は、海に面しているため新鮮な海産物を使った料理が多く、薄味で素材の味を活かすのが特徴である。
A) 四川
B) 広東
C) 山東
D) 湖南
答え: B) 広東
説明: 広東省は南シナ海に面しており、海鮮料理が非常に発達しています。蒸し料理(清蒸)などで、素材本来の味を最大限に引き出す調理法が好まれます。
感想: 中華料理は味が濃いというイメージがありましたが、広東料理のように素材を活かす薄味の系統もあると知り、その多様性に驚きました。

問65
「炒飯」の「炒」という漢字は、___という調理法を意味する。
A) 炒める
B) 煮る
C) 蒸す
D) 揚げる
答え: A) 炒める
説明: 「炒(チャオ)」は、中華料理の基本的な調理法の一つで、強い火力で短時間で食材を炒めることです。チャーハンは「炒めた飯」という意味です。
感想: 料理名に使われる漢字が、そのまま調理法を表している例の一つですね。漢字を知っていると、料理の内容が想像しやすくて便利です。

問66
豆腐を紅麹などで発酵させた、チーズのような濃厚な味わいの調味料は___である。
A) 豆豉(トウチ)
B) 腐乳(フールー)
C) 麺豉(メンチ)
D) 豆汁(トウチー)
答え: B) 腐乳(フールー)
説明: 「豆腐のチーズ」とも呼ばれ、独特の風味と塩気があります。お粥に入れたり、空心菜などの青菜炒めの調味料として使われます。
感想: 豆腐が発酵するとチーズのようになるというのは驚きです。東洋と西洋で、原料は違えど似たような発想の保存食が生まれるのは面白いですね。

問67
日本の中華丼は、ご飯の上に___をかけた料理である。
A) 麻婆豆腐
B) 八宝菜
C) 青椒肉絲
D) 回鍋肉
答え: B) 八宝菜
説明: 中華丼は、豚肉、エビ、イカ、野菜など多くの具材が入った「八宝菜」をご飯に乗せた、日本で生まれた料理です。
感想: 中華丼の中身が八宝菜だったとは。丼にするという発想が、いかにも日本らしくて面白いと思いました。

問68
中国茶の一つであるプーアル茶は、微生物によって発酵させる___に分類される。
A) 緑茶
B) 青茶
C) 紅茶
D) 黒茶
答え: D) 黒茶
説明: 黒茶は、茶葉を麹菌などで後発酵させたお茶です。プーアル茶は熟成させることで独特の土のような香りと、まろやかな味わいが生まれます。
感想: お茶にも味噌や醤油と同じように「発酵」という工程があることに驚きました。時間をかけることで美味しくなる、奥深い世界ですね。

問69
中国の北方で主食とされる、小麦粉を練って作った生地を蒸したパンを___という。
A) 饅頭(マントウ)
B) 包子(パオズ)
C) 花巻(ホアジュアン)
D) 油条(ヨウティヤオ)
答え: A) 饅頭(マントウ)
説明: 饅頭は、中に餡が入っていない、シンプルな蒸しパンです。料理と一緒にお米の代わりに食べられます。中に餡が入っているものは「包子(パオズ)」と呼びます。
感想: 日本でいう「肉まん」は、中国では「包子」で、「饅頭」は具なしのパンだと知り、言葉の意味の違いに驚きました。旅行の際には気をつけたいです。

問70
___は、中国の八大菜系の一つで、甘く濃厚な味付けや、煮込み料理、そして黒酢を使った料理が特徴である。
A) 福建料理
B) 浙江料理
C) 江蘇料理
D) 安徽料理
答え: C) 江蘇料理
説明: 長江下流域の上海、南京、蘇州、揚州などの都市の料理を指します。東坡肉や獅子頭(肉団子の煮込み)などが有名で、比較的甘めの味付けが多いです。
感想: 四川の「麻辣」や広東の「淡麗」とはまた違う、「甘濃い」という特徴があるのですね。地域ごとの味の好みの違いが、料理に色濃く反映されているのが興味深いです。

問71
春雨の原料は、主に緑豆やじゃがいも、さつまいもなどの___である。
A) 茎
B) 葉
C) でんぷん
D) 皮
答え: C) でんぷん
説明: 春雨は、緑豆や芋類から抽出したでんぷんを原料として作られます。そのため、茹でると透明になり、つるつるとした食感が生まれます。
感想: 春雨が「でんぷん」からできていると知り、その透明な見た目の理由が分かりました。麻婆春雨などで味がよく染み込むのも納得です。

問72
豚バラ肉の塊を皮付きのまま、醤油や砂糖、香辛料で柔らかく煮込んだ料理は___である。
A) 叉焼(チャーシュー)
B) 角煮(かくに)
C) 酢豚
D) 豚キムチ
答え: B) 角煮(かくに)
説明: 長時間煮込むことで、脂肪はとろけるように柔らかくなり、肉は味が染み込みます。皮付きの豚バラ肉を使うことで、コラーゲン質のとろりとした食感が楽しめます。中国の「東坡肉」がルーツとされています。
感想: 角煮のあのとろける食感は、時間をかけて丁寧に作られているからこそ生まれるものなのだと再認識しました。皮付き肉を使うのがポイントなのですね。

問73
漢方薬としても使われる、赤い小さな果実で、杏仁豆腐の飾りやスープの浮き身に使われるのは___の実である。
A) クコ
B) サンザシ
C) ナツメ
D) リュウガン
答え: A) クコ
説明: クコの実は、滋養強壮や眼精疲労に良いとされ、薬膳料理によく使われます。鮮やかな赤色が料理の彩りにもなります。
感想: 杏仁豆腐の上に乗っている赤い実が、実はすごいパワーを秘めた漢方食材だったとは。見た目だけでなく、栄養価も考えて添えられていたのですね。

問74
中国でビールといえば、山東省の都市名がついた___が最も有名である。
A) 北京ビール
B) 上海ビール
C) 青島(チンタオ)ビール
D) ハルビンビール
答え: C) 青島(チンタオ)ビール
説明: 青島はかつてドイツの租借地だったため、ドイツのビール醸造技術が伝わりました。そのため、青島ビールはすっきりとした味わいで、世界中で人気があります。
感想: 中国の有名なビールにドイツの技術が活かされているという歴史的背景に驚きました。食文化は様々な国の影響を受けて成り立っているのですね。

問75
日本の「焼売(シューマイ)」は豚肉が主流だが、広東料理の点心では___を使ったものが人気である。
A) 鶏肉
B) 羊肉
C) エビ
D) 牛肉
答え: C) エビ
説明: 飲茶で食べられる焼売は、豚肉だけでなく、プリプリとした食感のエビをたっぷり使った「蝦焼売」が定番です。
感想: 日本の焼売とはまた違う、エビが主役の焼売があることを知りました。海に近い広東ならではの贅沢な点心ですね。

問76
北京ダックを食べる際に、肉や皮と一緒に包む、薄いクレープ状の皮を___という。
A) 餅(ビン)
B) 皮(ピー)
C) 包(パオ)
D) 麺(ミェン)
答え: A) 餅(ビン)
説明: 小麦粉を練って薄く伸ばして焼いたもので、「薄餅(バオビン)」や「荷葉餅(ハーイエビン)」などと呼ばれます。
感想: 北京ダックの皮を包む皮にもちゃんと名前があったのですね。「餅」という漢字が、小麦粉で作ったパンやクレープ状のもの全般を指すことを学びました。

問77
火鍋のスープは、辛い「麻辣湯」と、辛くない白湯スープ「___」の2種類が楽しめる鴛鴦(おしどり)鍋が人気である。
A) 白湯(パイタン)
B) 清湯(チンタン)
C) 鶏湯(ジータン)
D) 高湯(ガオタン)
答え: A) 白湯(パイタン)
説明: 豚骨や鶏ガラなどを長時間煮込んで作る、白濁したマイルドなスープです。辛いものが苦手な人でも楽しめるほか、辛いスープの箸休めにもなります。
感想: 辛いスープと辛くないスープを同時に楽しめる鴛鴦鍋は、素晴らしい発明だと思います。みんなで食卓を囲むことを大切にする文化が感じられます。

問78
米をといだ時に出る白い水ではなく、中国料理で使われる「上湯(シャンタン)」は、___からとった上質なスープのことである。
A) 野菜
B) 豚肉と鶏肉
C) 魚介類
D) 干しシイタケ
答え: B) 豚肉と鶏肉
説明: 鶏ガラや豚骨、金華ハムなどを長時間煮込んで作る、澄んだ黄金色の上質なスープ(出汁)です。フカヒレスープなど、高級料理のベースとなります。
感想: 「上湯」という名前の通り、厳選された材料から手間暇かけて作られる最上級のスープなのですね。料理の味の決め手がこのスープにあるのだと分かりました。

問79
大根を細切りにして干しエビなどと混ぜ、米粉で固めて蒸した広東料理の点心は___である。
A) 大根餅
B) 芋角
C) 馬蹄糕
D) 千層糕
答え: A) 大根餅
説明: 旧正月に縁起物として食べられることが多い点心です。蒸したものを、さらに表面をカリッと焼いて食べると香ばしくて美味しいです。
感想: 大根が「餅」になるという発想が面白いです。野菜の甘みと干しエビの旨味が合わさって、奥深い味わいになりそうです。

問80
四川料理で多用される、独特の風味を持つ漬物で、カラシナの茎のコブ状の部分を漬け込んだものは___である。
A) ザーサイ
B) メンマ
C) ピクルス
D) キムチ
答え: A) ザーサイ
説明: 搾菜(ザーサイ)は、唐辛子や各種香辛料で漬け込まれ、そのまま食べるほか、刻んで炒め物やスープの具としても使われます。
感想: 普段何気なく食べているザーサイが、カラシナの仲間だったとは驚きです。あの独特の食感は、茎のコブの部分だったのですね。

問81
中国では、魚料理を食べる際、幸運が逃げるとされるため、魚を___ことは縁起が悪いとされる。
A) 裏返す
B) 頭から食べる
C) 最初に箸をつける
D) 残す
答え: A) 裏返す
説明: 魚を裏返すことが、船が転覆することを連想させるため、縁起が悪いとされています。上の身を食べ終わったら、骨を外して下の身を食べます。
感想: 食べ方にまで縁起を担ぐ文化があることに驚きました。特に漁業が盛んな地域では、切実な願いが込められているのかもしれませんね。

問82
中国北方の家庭料理で、小麦粉と水を練って、親指で押して猫の耳のような形にするショートパスタは___である。
A) 刀削麺
B) 銀針粉
C) 猫耳朶(マオアルドゥオ)
D) 麺疙瘩
答え: C) 猫耳朶(マオアルドゥオ)
説明: 「猫の耳」という名前の通り、小さくくぼんだ形が特徴です。このくぼみにスープやソースがよく絡みます。
感想: 「猫の耳」というネーミングがとても可愛らしいです。イタリアのオレキエッテとそっくりで、離れた場所で似た形のパスタが生まれるのは不思議で面白いですね。

問83
米を発酵させて作る、甘酒に似た飲み物で、中に金木犀の花が入っていることが多いものは___である。
A) 酸梅湯(サンメイタン)
B) 豆汁(トウチー)
C) 桂花陳酒(ケイカチンシュ)
D) 酒醸(チューニャン)
答え: D) 酒醸(チューニャン)
説明: もち米を発酵させて作る、アルコール分の低い甘いデザートです。白玉団子(湯円)を入れて温かいデザートとして食べることが多いです。
感想: 中国版の甘酒のようなデザートがあるのですね。金木犀の香りが加わることで、とても風雅な味わいになりそうで興味があります。

問84
タケノコを乳酸発酵させて作る、ラーメンの具材としてお馴染みの食品は___である。
A) ザーサイ
B) メンマ
C) キムチ
D) 高菜
答え: B) メンマ
説明: メンマは元々台湾の食材で、中国語では「乾筍(ガンスン)」などと呼ばれます。「メンマ」は日本の企業が名付けた商品名で、「麺の上に乗せる麻竹(マチク)」を略したものです。
感想: メンマが日本で付けられた名前だったとは驚きです!ラーメンの具として定着しているのも納得のネーミングセンスですね。

問85
中国語で「粉絲」と書く食材は、___のことである。
A) ビーフン
B) 春雨
C) くずきり
D) ラーメン
答え: B) 春雨
説明: 緑豆のでんぷんなどから作られる細い麺状の食材を指します。スープに入れたり、炒め物にしたりと幅広く使われます。
感想: 春雨を「粉の絲(いと)」と書くのが、その見た目と原料を的確に表していて面白いと思いました。

問86
豚の内臓(ホルモン)を、香味野菜や香辛料と一緒に柔らかく煮込んだ料理は___である。
A) もつ煮込み
B) ホルモン焼き
C) ジンギスカン
D) サムギョプサル
答え: A) もつ煮込み
説明: 中国各地で食べられる家庭料理・屋台料理です。地域によって使う部位や味付けが異なり、様々なバリエーションがあります。
感想: 日本でも人気の「もつ煮込み」は、中国にもルーツがあるのですね。内臓まで余すことなく食べる食文化は、世界共通なのだと感じました。

問87
黄ニラは、通常のニラを___で育てることで、黄色く柔らかくしたものである。
A) 水中
B) 砂の中
C) 光を当てず
D) 温室
答え: C) 光を当てず
説明: 光を遮断して育てる「軟白栽培」によって、葉緑素が作られずに黄色くなります。通常のニラより香りがマイルドで、食感も柔らかいのが特徴です。
感想: もやしと同じように、光を当てないことで色や食感が変わるという事実に驚きました。栽培方法一つで食材の個性を変える、農業の知恵ですね。

問88
中華粥は、日本の粥と比べて、___のが特徴である。
A) 米粒の形が残っている
B) 米粒の形がなくなるまで煮込む
C) 味付けをしない
D) 麦を入れる
答え: B) 米粒の形がなくなるまで煮込む
説明: 長時間かけてじっくりと煮込み、米粒が溶けてポタージュ状になるまで仕上げるのが一般的です。鶏や豚でとった出汁で炊くため、それ自体にしっかりとした味が付いています。
感想: 日本の「お粥」とは全く違う、濃厚な「食べるスープ」のような存在なのですね。ピータンや油条をトッピングして食べるのが美味しそうです。

問88
サトイモのペーストで餡を包み、鳥の巣のような衣をつけて揚げた広東点心は___である。
A) 咸水角(ハムスイコー)
B) 蜂巣芋角(ウーコッ)
C) 蘿蔔糕(ローパッコウ)
D) 馬蹄糕(マータイコウ)
答え: B) 蜂巣芋角(ウーコッ)
説明: 「蜂巣」は蜂の巣、「芋角」はサトイモの角という意味です。揚げたときに衣が蜂の巣のように網目状に広がることから名付けられました。
感想: 料理名が「蜂の巣」というユニークさに惹かれます。サトイモが主役の揚げ点心というのも珍しく、職人技が光る一品だと感じました。

問90
豚のひき肉で作った大きな肉団子を、醤油ベースのタレで煮込んだ上海料理は___である。
A) 肉圓(バーワン)
B) 獅子頭(シーズートウ)
C) 貢丸(ゴンワン)
D) 焼売(シューマイ)
答え: B) 獅子頭(シーズートウ)
説明: 大きな肉団子と、付け合わせの青菜を、伝説の動物である「獅子」の頭とたてがみに見立てて名付けられた、縁起の良い料理です。
感想: 肉団子を獅子の頭に見立てるという発想が、ダイナミックで面白いです。名前の由来を知ると、お祝いの席にぴったりの料理だと感じます。

問91
中国語で「花椰菜」や「西蘭花」と呼ばれる野菜は、___のことである。
A) ブロッコリー
B) カリフラワー
C) アスパラガス
D) セロリ
答え: A) ブロッコリー
説明: 「西蘭花」は「西洋の蘭の花」という意味です。中国でも炒め物などでよく食べられるポピュラーな野菜です。
感想: ブロッコリーを「西洋の蘭の花」と表現するなんて、とても詩的で美しいと思いました。野菜の呼び名一つにも文化的な感性が表れますね。

問92
クワイという水生植物の球茎を使った、シャキシャキとした食感が特徴の甘い点心は___である。
A) 馬蹄糕(マータイコウ)
B) 椰汁糕(イエゼッゴウ)
C) 千層糕(チンチョンゴウ)
D) 倫教糕(ロンガオゴウ)
答え: A) 馬蹄糕(マータイコウ)
説明: クワイは英語で「Water chestnut(水の栗)」と言い、中国語では「馬蹄(馬のひづめ)」と呼ばれます。その粉末を砂糖水で溶いて蒸し固めた、半透明のういろうのようなお菓子です。
感想: クワイのシャキシャキした食感が、お菓子になっても残っているのが面白いです。名前の由来が「馬のひづめ」というのもユニークですね。

問93
台湾の屋台料理で、サツマイモのでんぷんから作った皮で肉餡を包んで蒸したり揚げたりしたものは___である。
A) 肉圓(バーワン)
B) 割包(グアパオ)
C) 蚵仔煎(オアチェン)
D) 滷肉飯(ルーローファン)
答え: A) 肉圓(バーワン)
説明: ぷるぷるとした半透明の皮の食感が特徴的な、台湾を代表するB級グルメです。甘辛いタレをかけて食べます。
感想: 皮がサツマイモのでんぷんからできているという点に驚きました。独特の食感がクセになりそうな、台湾ならではのソウルフードですね。

問94
肉や野菜などを串に刺し、辛いスパイスをたっぷりかけて焼いた、中国風の焼き鳥は___である。
A) 叉焼(チャーシュー)
B) 羊肉串(ヤンロウチュアン)
C) 焼味(シューメイ)
D) 烤乳猪(カオルウヂュー)
答え: B) 羊肉串(ヤンロウチュアン)
説明: 元々は新疆ウイグル自治区など、羊肉を食べる文化圏の料理でしたが、今では中国全土の屋台やレストランで人気のメニューです。クミンや唐辛子などのスパイスが効いています。
感想: クミンを効かせたスパイシーな味付けが、日本の焼き鳥とは全く違っていて食欲をそそります。ビールとの相性が抜群に良さそうです。

問95
豚の血を固めて豆腐状にした食材は___と呼ばれ、火鍋の具やスープに使われる。
A) 猪血糕(ジューシュエガオ)
B) 血豆腐(シュエトウフ)
C) 鴨血(ヤーシュエ)
D) 豚レバー
答え: B) 血豆腐(シュエトウフ)
説明: 豚の血に塩などを加えて固めたもので、鉄分が非常に豊富です。クセはなく、つるんとした食感で、スープの味をよく吸います。
感想: 食材として「血」を使うことに最初は驚きますが、栄養価が高く、食材を無駄にしないという点では非常に合理的な食文化だと感じました。

問96
鶏肉や豚肉、ナマコ、アワビなどの乾物を、壺に入れて長時間蒸し煮にした広東省の伝統的なスープは___である。
A) 燉湯(ドゥンタン)
B) 滾湯(グンタン)
C) 老火湯(ラオフォータン)
D) 羹(ゴン)
答え: C) 老火湯(ラオフォータン)
説明: 「老火」は「とろ火」、「湯」は「スープ」を意味し、その名の通り、とろ火で何時間もかけて煮込むことで、食材の旨味と栄養を最大限に引き出したスープです。
感想: 何時間もかけて煮込むという、時間と手間を惜しまない調理法に、食に対する広東の人々の情熱を感じます。「飲む漢方」とも言われる健康スープですね。

問97
中華料理のコースで、食後のデザートとして出される、アーモンドの香りがするゼリー状のものは___である。
A) 杏仁豆腐(アンニンドウフ)
B) マンゴープリン
C) タピオカ
D) オーギョーチ
答え: A) 杏仁豆腐(アンニンドウフ)
説明: 本来は杏の種の中にある「杏仁(きょうにん)」という部分をすり潰して作りますが、日本ではアーモンドエッセンスで代用されることが多いです。「豆腐」と付きますが、大豆は使いません。
感想: 「豆腐」という名前なのに大豆を使わないという事実に驚きました。杏の種から作ると知って、より本格的な杏仁豆腐を食べてみたくなりました。

問98
台湾の名物で、甘辛く煮込んだ豚のそぼろをご飯にかけた丼物を___という。
A) 鶏肉飯(ジーローハン)
B) 滷肉飯(ルーローファン)
C) 焢肉飯(コンローハン)
D) 排骨飯(パイクーハン)
答え: B) 滷肉飯(ルーローファン)
説明: 豚バラ肉を細かく刻み、醤油や砂糖、八角などのスパイスで甘辛く煮込んだものを白米にかけた、台湾の代表的なB級グルメです。
感想: シンプルながら、豚肉の旨味と甘辛いタレがご飯にしみて、何杯でも食べられそうな魅力があります。台湾の食文化を象徴する一品ですね。

問99
中国の結婚式で食べられるお菓子で、棗(ナツメ)や落花生(ピーナッツ)、桂円(リュウガン)、蓮の実が入っているのは、___という語呂合わせのためである。
A) 福禄寿喜
B) 早生貴子(早く貴い子が生まれますように)
C) 年年有余
D) 百年好合
答え: B) 早生貴子(早く貴い子が生まれますように)
説明: 棗(zǎo)・花生(huāshēng)・桂圓(guìyuán)・蓮子(liánzǐ)の発音が、「早生貴子(zǎo shēng guì zǐ)」に似ていることから、子宝に恵まれるようにとの願いを込めて食べられます。
感想: 食材の名前を使った語呂合わせで、お祝いのメッセージを伝えるという文化がとても素敵だと思いました。遊び心と願いが込められた、幸せなデザートですね。

問100
日本のラーメンは、幕末から明治時代に___で始まったとされる。
A) 中華街
B) 皇居
C) 市場
D) 農村
答え: A) 中華街
説明: 開国に伴い、横浜、神戸、長崎などの港に現れた中華街(南京街)で中華料理店が開業し、中国の麺料理を元にした「支那そば」が提供されたのがラーメンの始まりとされています。
感想: このクイズを作っていて驚いた点は、今や日本の国民食であるラーメンの歴史が、こんなにも明確に中華街と結びついていると知ったことです。全てのラーメンのルーツがここにあると思うと、感慨深いものがあります。

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